衣川圭太の外遊び日記と一般社団法人マミー(マミー保育園・マミー学童クラブ)の出来事

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2008年1月18日 木育指導者養成講座(プロジェクト・ラーニング・ツリー PLT)

マミーいしだけ園において 木育指導者養成講座を行いました

主催:させぼエコプラザ、プロジェクトワイルド長崎県、私立保育園マミー 
共催:佐世保市 後援:佐世保市教育委員会 
※佐世保市の環境教育・環境学習推進事業の一環として実施しました。


佐世保市内および近郊から、14名
諫早市、雲仙市より 3名
長崎市より 3名
対馬市より 2名
熊本県より 1名
福岡県より 1名 の 24名という人数での講座になりました。

本当に今回は たくさんの方々に 参加頂いてありがとうございました。

逆に 人数が多くて 参加された方々の中には 不完全燃焼の方も
おられたようでしたので お詫び申し上げます

今後も引き続き PW長崎県をよろしくお願いいたします



今回は、木育の思想とPLTの概念・手法を 逢わせて

佐世保から新しい風を起こしてもらいたいと願いを込めて

PLTの取得資格講座を あえて「木育指導者養成講座」と題して

行う事になりました。

まず 木育とは・・・

子どもをはじめとする すべての人が

「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取り組みです。

それは、子どものころから、木を身近に使っていくことを通じて、
人と木や森と関わりを主体的に考えられる豊かな心を育む事です」

注)北海道新聞社 木育の本より 引用


PLTには 木育の考えはありません。

しかし、今回 受講した方々が 新しい風を起こしてくれそうです。


さて これより後は 参加頂いた方々 次回の参加を考えられている方に
向けてのブログになりますので ご了承ください。


補足記事として 私の過去の記事を読んで頂けると
さらに 深まりが出てくると思いますので 
ここに リンクしておきます。http://sotoasobi.exblog.jp/4770644/
2007年2月の記事です・・


★アイスブレイク

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A4紙を四つにして 自己紹介を行いました
1 名前 2 住所 3 マイブーム 4 環境教育(学習)とは?
として 行いました

この方法は 子どもの場合も使う事が出来ます。
自己紹介だけでなく 発表を行う場合としてもいいですね
簡単なテーマを与える事で こちらが引き出したいことを明確にできますし
要点を絞る事が出来ます。

そして 時間を制限する事で 進行する際の時間計算も行えます

もちろん 大人も有効だという事が みなさん体験できたと思います。

では、PLTのアクティビティに入りますが

★もっと近づいてみてごらん 
まず室内で 紙にお絵かきです
私たちの頭の中にある「木」のイメージを紙に書き出します

難しく書きましたが 「木」のお絵かきです。

この時、私たちは 記憶の中にある木 幼い時のイメージを描く事になります。

その後 外に出て 実物の木を見ながら 別の紙にスケッチします

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すると、気づきが生まれてきます

「私たちのイメージと実際の木との違い」
「いつも目にしているはずの木だが よく見ていないこと」

ファシリテーターは この気づきが生まれた時を狙って
さらに 引き出す事が必要です。

引き出す事の重要なポイントが 「言葉」です

あらかじめ 引き出したい言葉を用意して
ポケットに入れて置く事も 重要な準備の一つですね

そして 参加者に「気づき」を話してもらう事で
一人の気づきが もう一人の気づきを引き出します。
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「気づき」の連鎖反応です。

受講された方も 必ずあったはずです

他の人の話を聞いていて 「ああぁ」と関心した事が・・・

この「気づきの連鎖反応」は ファシリテーターしていると
予想もしない「気づき」が生まれて来る事がありますので
ぜひ 「連鎖反応」を大切にして下さい。

私の★もっと近づいてごらん の事例では
小学校1年生から使えました 
テキストでは レベル PreK-6 すなわち 小学6年生 とからと書かれていますが

入学すぐは 無理かもしれませんが1年生後半から 大丈夫だと思います
雨天時も 室内で 植木を数種持ってくれば 出来ると思います。


★葉っぱの観察 

まず 葉っぱを5枚探します。
このアクティビティの狙いは  植物の葉は形、サイズ、色など様々な物があるという事を理解し、葉に違いがある事を理解します。そして 葉の見分け方を覚える事が出来ます。

ここでも 重要な事は ファシリテーターの言葉かけと 気づきの連鎖です

テキストの進め方の3に 質問の事例があります これらを参加対象者に合わせて
言葉を変える必要があると思います。

そして グループ内で話し合う事で 「気づきの連鎖」が起こり 「気づき」の共有になります。
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前田先生は、「葉脈はどうですか?」「葉の形はどうですか?」「葉の厚さはどうですか?」
「裏はどうですか?」という言葉を使われていました。

そして 一番多用されていたのは・・・ 「わかった事はありますか?」「どう違いました?」「他に??」「どうぞ??」でした。
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そして グループ内の気づきを グループごとに発表するとこで 
全体の気づきとして 共有される事になります。

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この段階ですでに 葉の見分け方が出来るようになっていると思います。

そこから 葉つながりで 葉のつき方を観察しました。

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植物は それぞれの生活圏で 陽の光を効率よく取り入れるために
葉のつき方に違いがあります

言葉としては「対生」「輪生」ですね・・・

その後、もういちど 葉を拾いましたが 

皆さん 葉っぱの違いを体験していましたので 違いを確認しながら
拾われているようでした!!

拾った葉を クレヨンで 写し書きします。

すると あら不思議w


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また 違う見方で 葉っぱを見れたのではないでしょうか?


このクレヨンは 葉のつき方を見る前に はじめに拾った5枚の葉で する事も出来ます


私はまだ ★葉っぱの観察 は 行ってませんが

低年齢児の場合 アイスブレイクを兼ねて クレヨンからスタートしてもよさそうです。
まず クレヨンで書き出しをして みんなで見せあいっこしながら 話をしてもいいですね

「上手♪」とか 「きれい♪」とか 「どの葉っぱぁ?」とかからスタートしてもよさそうです。

また、下見の段階で まず5種類以上の葉がある事を確認しておくことが必要です
前田先生の今回のストーリー通りでも、もちろんいいでしょうし
参加対象者やフィールドが違えば おのずと ストーリーも変わるアクティビティだと思います。


★倒木
このアクティビティは まず 推測から始まりました。


立ち枯れした木を前にして・・・

「どうしてこの木は、枯れたんだろう」

その言葉をきっかけにして たくさんの言葉が出て来ました。

「陽が届かなくなった・・」「ツルが巻き付いた」「虫にやられた」「病気になった」・・
いろいろな 推測が出てきます

「じゃ この木は 倒れた後どうなりますか?」

倒れた後は 分解されていくことになりますが
その過程で 生物たちの痕跡を探しました


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なんと この時 天狗の森に 野兎が歩いていたそうです・・・

そして ネズミらしきものが どんぐりを集めている貯蔵庫も見つかりました。

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倒木の表面、樹皮、木の中の様子を観察して生物の存在を確認しました。

生物は今回は シャーレを使いましたが お肉のトレーやいちごパックなんかでもいいと思います。

虫やキノコ そして倒木の関係が見えるアクティビティでした。


室内に戻った後は、 ふりかえり として 「木の構造」の画像を見ました。

ワードとしては セルロース へミセルロース リグニン ぜひ 興味のある方は検索してみて下さい。

虫とも 大いに関係のある言葉です。


ふりかえり の 画像は 知識として補うために 見ました。
どうして このタイミングで 知識を入れたのか?


もし、先にプロジェクターで画像を見てから アクティビティに入っても

画像の事は ピンときません・・・

わからない事ばかり・・・になるでしょう

でも 体験後に 画像をみれば すんなりと 頭に入ったのではないでしょうか?


★ある行為の長期的影響・短期的影響

グループ活動になります

テーマ 私たちの住んでいる土地には6本の木があり この6本以外には家の周辺にも敷地内のどのにも1本も木がありません 冬用の薪が必要なので この冬の間に 6本の木を全部切り倒そうかどうしようか 決断を迫られている」

サブテーマもあるのですが・・・

まずは 結末から・・・


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模造紙に みんなで考えた 持続可能な生活をするための方法をまとめて
作品化します。

簡単にいうならば エコな生活を考えるわけです。


しかし、このアクティビティは 作品を完成させる事が重要ではなく
作品を完成させるまでに みんなで意見を出し合い 話し合う 

そのプロセスが重要になります。




ですから 講座では 話し合いの時間が少なかったのですが
実際 行う時は 十分な時間配分をする必要があると感じました。

それに このアクティビティのテーマは 違う事にも置き換える事ができます

たとえば、

池の中に 魚が6匹など・・・

大切にしてもらいたい 再生可能な資源の事を考えてもらいたいとき
この アクティビティが 使えそうですね。


お昼休憩をしてから

実践活動を行いました

すなわち 指導者として 前に立った時の 予行練習です


A班も B班も C班も とても いい活動でした


プレゼンの中で いいなぁと感じた事をまとめてみました。

★つぼみが開く

〇「意見を聞きたいときは、ファシリテーターから 指名する」
 なかなか 意見を求めても シーンとなっちゃいます 指定する事で意見を言ってくれる事が多いです

〇「時間指定する」
  まず ある程度の時間を指定する事で その後の活動がスムーズになりやすいです。

〇道具(今回はカミソリ)を使用する場合 安全を促す、意識する事 安全は格段に上がります
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★ゲームを作ろう
〇目を閉じて 前ステージの活動を思い起こさせて くれました。
とても わくわくして 何が起こるのだろうと 期待が膨らみました。

〇今から行う事を簡素に説明させていましたね


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★再生可能か不可能か
〇「ここぞ」 という時に この「言葉」をキチンと用意されていて 
 言葉の力でうまく 参加者を動かしていました。

〇伝いたい事を 一生懸命に 伝えられていました。
 だれも視線をそらさず 聞いていてくれました。
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そして ファシリテーターとして とても 難しい事なんですが

しゃべりすぎる事もよくあります。
いい表現か わかりませんが アクティビティをする際は

「手の内を見せない」手法もあります

アクティビティを始める前に あまり説明しすぎると・・・
効果半減の時も 私自身ありました・・・・

もう一つ 私の失敗例・・・
参加者から「ワード」が出てきます

その出て来た言葉を さらに引き出すこと です

ぽろりと出た言葉は「チャンス」です

また、私は 参加者の言葉で 自分でわからない事が出てくると 逆に質問する事もあります。

「それは どうしてですか?」

参加者は さらに 頭の中で整理して 説明してくれるのです

そうする事で さらに 参加者が 気づきを生み出してくれます

すると 参加者での 気づきの連鎖が起こり 「ああぁ!!」が生まれるわけです。


数人のスタッフで行う時に 起こりやすい状況なんですが

アクティビティを行っている時は なるべく参加者の傍らに行き 

参加者を観察すると いいハプニングが起こるはずです


ファシリテーションしている時は いつも参加者の顔を覗いてます。
顔の表情で 判断して プログラム内容を切り替える事も よくあることです。


そして 大事なのが 「このアクティビティをやってみて どんな事がわかりましたか?」
この言葉が 肝心です。

この言葉で 参加者全員で 気づきを共有することになります。


それと 私が ワイルドのファシリテーターになったときは

「にっこり」 を座右の銘にしています


なんか 自分で書いていて 偉そうだなぁと思いますが

どうも 私の文章では こんな表現になってしまいますので ご了承ください。

中身や 手法の説明として 読んでもらえたら幸いです。

う~ん ことば だけで 伝えるって難しいですね・・・


PLTのファシリテーターの講座が終わってから

積木のワークショップを行いました。

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積木の後に見た 画像は前田先生から譲って頂いていますので
もういちど 見たいからは ご連絡ください。

今までの圭太の事例です
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今回は 本当に たくさんの方々に集まって頂いてありがとうございました。
ほとんどお話しする事が出来なかった方もいました
誠に申し訳ありません

ぜひ このPLTを活用して頂いて どんどん 子どもたちへ実践して下さい
皆さんの ご報告もお待ちしています。

私も 至らぬ点が多々ありました。 ご迷惑おかけしました。


それでは 参加者の素敵な笑顔で 「にっこり」!!!!!

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前田先生 ありがとうございました!
by hayabusa00siki | 2009-01-20 14:05 | プロジェクトワイルド

「遊びが一番!とことん遊べ!」 食育・環境教育をしながら子どもたちとの活動日記 マミー佐世保市天神町1193-4 0956-34-4406 batesman@jmail.plala.or.jpマミーの子ども達の本「お野菜さんありがとう」発売中


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